CTAとは?定義と具体例、重要な4要素、成果を出す10個のテクニック

あなたは、

  • CTAとは何かを知りたい
  • CTAが有効と聞くけど、自社で導入すべき?
  • CTAを活用して売上を上げたい

などとお考えではありませんか?

 CTAはWebマーケティングでは有効だとよく言われますが、その内容や重要性がわかりにくいですよね。

結論から言えば、CTAとは「Webサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組み」のことです。

CTAが重要な理由は、Webサイト訪問者の欲求を満たすために必要な導線となるからです。

この記事を読むことで、「CTAとは何か」「CTAで大切な要素とは」「CTAで高い成果を上げるテクニックとは」が分かり、CTAを活用して売上を増やせるようになります。

この記事では、

1章でCTAとは何かについて、

2章ではCTAで大切な4つの要素について、

3章では成果の高いCTAを作る10のテクニック

について説明しています。

この記事を読んで、あなたのビジネスにCTAを取り入れて成果を上げていきましょう。

  1. :CTAとは?

 CTAを活用して成果を上げるには、CTAとは何かを理解するとともに、具体例や活用ケースを知っておくことが重要です。

  • CTAとは「Webサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組み」のこと
  • CTAを導入すべき理由
  • CTAの具体例
  • CTAの活用がおすすめなケース

それぞれ説明します。

1-1:CTAとは「Webサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組み」のこと

CTAとは「Call To Action」の略でWebサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組みのことです。

主なCTAとしては、お問い合わせボタンや購入ページのリンクなどが挙げられます。

Webサイトやランディングページ、各種SNSなどに設置して、アクセスしてきた人に行動を促すことがCTAの役割です。

1-2:CTAを導入すべき理由

CTAを導入すべき理由は、Webサイトから訪問者が離脱することを防ぎ、目的とする行動を促すのに大変有効だからです。

CTAを設置しておくことで商品やサービスに興味を持ったWebサイトの訪問者が、目的のアクションを起こしやすくなるわけです。

1-3:CTAの具体例

ここからは、実際に使われているCTAの具体例は以下のとおりです。

出典:MarkeTRUNK

出典:アトム法律事務所

出典:三井住友カード

このように、商品購入や資料ダウンロード、無料相談といったアクションを起こしてもらうためにCTAは設置されています。

1-4:CTAの活用がおすすめなケース

CTAの活用がおすすめなケースは以下のとおりです。

  • 購入
  • 資料請求
  • お問い合わせ
  • 会員登録
  • メルマガ登録
  • 定期購読登録
  • コメント記入

Webサイトでこれらの行動を促したい場合は、CTAを導入するのがオススメです。

  • :CTAで成果を上げるために重要な4つの要素

CTAを活用して成果を上げるために重要な要素が4つあります。

  • 設置場所
  • 設置数
  • デザイン
  • 文言

それぞれ説明します。

2-1:設置場所

CTAは、設置する場所によって効果に雲泥の差が出てきます。

なぜなら、Webサイトの訪問者が目につく場所にCTAがないとアクションを起こしてもらえないからです。

例えば、売りたい商品を買ってもらいたいあまり、サイトの先頭にいきなりCTAを設置してしまうのはNGな場合も少なくありません。

このケースだと押し売り感が出てしまい、Webサイトから離脱される恐れがあるからです。

CTAは、サイトのバランスを考慮して設置しましょう。

そのあとで設置場所などのテストを繰り返して、効果を改善するのがオススメです。

2-2:設置数

あなたがサイトを見に来たときに、スクロールするたびにCTAが出てきたらどう感じますか?

煩雑なイメージを与えて、むしろクリックしなくなってしまうでしょう。

CTAの設置数は、多すぎるのも少なすぎるのもNGです。

CTAが1個しかないと、アクションを起こしたくてもCTAボタンを探す手間が生まれて、訪問者は諦めてしまいます。

逆にCTAがあまりに多いとわずらわしい印象を与えてしまって、アクションを起こす気持ちが萎えてしまいます。

Webサイト訪問者の体験を損なわず、かつ、行動してもらいやすいような設置数にしましょう。

2-3:デザイン

CTAはさまざまなデザインがあります。

  • サイズ
  • テイスト

さまざまな要素でCTAはデザインされていて、そのデザインによってクリック率が変化します。

CTAが目立たないようなデザインだと、サイトに埋もれて見つけられずクリックしてもらえません。

逆に、デザインの色が強すぎたり、大きすぎたりすると敬遠されてしまいます。

CTAは、サイトのテイストやアクションの目的に合わせたデザインを作りこむことが重要です。

2-4:文言

CTAにはアクションを起こしてもらう目的が文言によって表記されています。

  • 「ここをクリック」
  • 「メルマガ登録はこちら」
  • 「購入サイトへ移動」

CTAに文言がないとこちらの意図を伝えられません。

CTAの文言は、端的で分かりやすいものにしましょう。

  • :成果が高いCTAを作る10個のテクニック

成果が出るCTAを作るために、非常に大切なテクニックが10個あります。

  • たくさん設置しすぎない
  • 適切な位置に設置する
  • 誘導先はなるべく1つに絞る
  • 視覚的に目立つデザインを作る
  • リンク先をイメージできる文言を使う
  • なるべくハードルを低くする
  • 行動してほしい内容を明記する
  • 緊急性を感じさせる
  • ページ内に固定表示させておく
  • ABテストを行う

それぞれ説明します。

3-1:たくさん設置しすぎない

CTAはページ内にたくさん設置しすぎないようにしましょう。

なぜなら、CTAが多すぎるとSEOの観点から見てマイナスであるとともに、Webサイトが見にくくなってしまうためです。

  • 1スクロールするたび
  • 各見出しにある
  • サイトの左右に常時

CTAの設置数が必要以上に多いと、Webサイト訪問者の体験が損なわれるためSEO的にマイナスとなり、検索順位が下がるリスクがあります。

※SEO:「検索エンジン最適化」のこと。Googleの検索順位を挙げるための重要な施策の1つ。

そのため、ページ内にCTAは多く設置しすぎないようにしましょう。

3-2:適切な位置に設置する

CTAは適切な位置に設置することが重要です。

なぜなら、訪問者がアクションしたいと思うタイミングにCTAがないと、アクションを起こせないからです。

Webサイト訪問者がアクションを起こすタイミングは以下のような位置です。

  • 記事の途中
  • 記事の最下部

これは、記事を読んだWebサイト訪問が検索ニーズをある程度満たしたタイミング、と言えます。

※検索ニーズ:検索する人が特定のキーワードで調べる目的のこと。

Webサイト訪問がアクションを起こしたくなる位置に、CTAを設置するようにしましょう。

3-3:誘導先はなるべく1つに絞る

設置したCTAの誘導先は、なるべく1つに絞りましょう。

1つのCTAに 選択肢が多いと訪問者は迷ってしまい、最終的にクリックされにくくなってしまうからです。

例えば「もっと詳しく知りたいな」と感じた訪問者に以下のCTAが次々と出てきたらどういう印象を与えるでしょうか?

  • 資料請求はこちら
  • お問い合わせ
  • セミナー参加

「詳細を知りたい」というやや漠然としたニーズに対して、上記のように複数の答えがあるとWebサイト訪問者は迷ってしまい、最終的に選択を諦めてしまうでしょう。

このような傾向は「決定回避の法則」と呼ばれます。

訪問者を迷わせたり離脱させたりしないために、CTAの誘導先は極力絞り込みましょう。

3-4:視覚的に目立つデザインを作る

CTAは訪問者の目につきやすいような、視覚的に目立つデザインを作ることが大切です。

CTAがサイトに馴染みすぎたデザインだと、訪問者が見つけられずアクションを起こせません。

CTAのデザインは以下の点に注目して作ると効果的です。

  • 形とサイズ
  • カラー
  • 画像やイラストを使う

ただし、サイト全体とのバランスを意識したデザインにすることも大切です。

あまりにもサイトの雰囲気に合わないようなデザインにしてしまうと、訪問者から敬遠されてしまうからです。

サイト全体とのバランスを意識したうえで、視覚的に目立つCTAデザインにすることが重要です。

3-5:リンク先をイメージできる文言を使う

CTAに使用する文言は、リンク先をイメージできるものを使いましょう。

CTAをクリックするとどうなるのか、といったイメージが明確だとクリックされやすくなるからです。

  • 資料請求はこちら
  • 送信する
  • 続きはここをクリック

のように、CTAをクリックすることで起きるアクションを明記すると、クリック率が上がりやすいです。

訪問者がリンク先をすぐに想像できるような文言を、CTAに使用することを心掛けましょう。

3-6:なるべくハードルを低くする

CTAによるアクションのハードルは、なるべく低くすることが重要です。

通常、人は新しいものに対して警戒心を抱きやすく、アクションを起こしてくれないからです。

このような心理を「損失回避の法則」と言い、人は「得をすることよりも損しないことを選ぶ」傾向にあります。

そのため「購入はこちら」といった、訪問者にとってハードルの高い表現を使うと、お金を負担することに対して迷いが生じてしまうので避けた方がよいでしょう。

それよりも「登録不要」「たったの3ステップ」といった、訪問者に対して心理的ハードルを下げた表現が効果的です。

訪問者の興味が冷めてしまわないように、CTAはハードルを少しでも低くするような工夫をしましょう。

3-7:行動してほしい内容を明記する

CTAには、以下のようにWebサイト訪問者に行動してほしい内容を必ず明記しましょう。

  • 購入は↓をクリック
  • 続きが知りたい人はこちら➡
  • ▼資料請求はこちら▼

行動したい内容を、言葉だけでなく矢印などを使うことも非常に有効です。

このような工夫を用いて、行動してほしい内容が分かりやすいようにしましょう。

3-8:緊急性を感じさせる

CTAでは、以下のように訪問者に緊急性を感じてもらえるような工夫することが大切です。

とくに以下のような文言を使用すると、Webサイト訪問者がアクションしてくれやすくなるのでオススメです。

  • ~日間限定
  • 限定~個
  • 先着~名
  • 本日限り~円オフ

「今すぐ行動に起こさなきゃ」と訪問者が感じるようなCTAを作るように、工夫しましょう。

3-9:ページ内に固定表示させておく

CTAはページ内に固定させておくのも有効です。

CTAを固定表示しておくことによって、Webサイト訪問が見つけやすくなり、機会損失するのを防げるからです。

記事タイトルの直下や記事の最下部など、最適な位置にCTAを固定しておくことによって、Webサイト訪問は迷うことなく行動を起こせます。

そのため、CTAはページ内の最適な位置に固定表示させておきましょう。

3-10:ABテストを行う

CTAを設置したら、ABテストを行いましょう。

※ABテスト:複数のパターンを実施してその成果を比較・改善すること。

CTAボタン1つを取ってみても形や色、文言などさまざまなパターンがあります。

そういったCTAを一定期間いくつか設置してみて、クリック率や成約率などのデータを取ってみましょう。

CTAを設置した後は、ABテストを繰り返して効果を高めていくのが重要です。

まとめ:CTAとは「Webサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組み」のこと

CTAとは「Webサイト訪問者を具体的な行動へ誘導する仕組み」のことです。

CTAで成果を出すための重要な要素は以下4つです。

  • 設置場所
  • 設置数
  • デザイン
  • 文言

加えて、購入や会員登録といった成果を高めるためには、以下の10個のテクニックを活用するのがオススメです。

  1. たくさん設置しすぎない
  2. 適切な位置に設置する
  3. 誘導先はなるべく1つに絞る
  4. 視覚的に目立つデザインを作る
  5. リンク先をイメージできる文言を使う
  6. なるべくハードルを低くする
  7. 行動してほしい内容を明記する
  8. 緊急性を感じさせる
  9. ページ内に固定表示させておく
  10. ABテストを行う

この記事を参考に、CTAを適切な形で設置して、売上を上げましょう。

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